ポリパンについて ごごナマをご覧いただいた方へ
先日は、NHK総合『ごごナマ』のオーブントースター活用術において、ポリパンとオーブントースターで焼くパンをご紹介させていただきました。
短い時間の放送でしたので、ポリパンについて少し補足の解説をします。
ポリパン®︎は、シャカシャカとポリ袋に粉類と水分などを入れて、空気を含ませて、勢いよくふると、自然と水分が均等に周り、生地ができる手法のことです。
ポリパンの優れた面は、
1. 勢いよくふることで、水分が均等に粉に混ざること
2. パンだけでなく、麺類、餃子の皮、クッキー、パウンドケーキ、料理等にも応用可能であること
3. こねずに生地ができること(コネ機、ミキサー、こね台が必要ない)(酸化しにくく味が落ちにくい)
4. ポリ袋に入れたまま放置すること発酵が取れること(発酵機が必要ない、温めたり冷やしたり場所を移動しやすい)
5. 汚れ物が少なく、場所を選ばずに、非常に手軽に生地作りができること
6. 分割成形も生地をポリ袋の上で作業することができるので、作業台が汚れないこと
7. 置き場所を選ばないので発酵を調節しやすく、自分の生活リズムに合わせて作りやすい
8. 場所を取らないので、多人数でもパンが作りやすく、フリフリするのが楽しく、楽しんで作ることができること→コミュニケーション活性化
9. 某倍率を使うこと、乾燥しにくいこと、発酵温度を調整しやすいことなどで、成功率が高く、成功しやすい→自己肯定感が上がりやすい
その他、パン作りの効果として
1。柔らかい生地の感触が気持ちよく、α波をだし、リラックス効果がある。
2。指先で細かい作業をすることにより、前頭葉を刺激し、うつ症状、認知症の予防改善につながりやすい
3。生地が酵母で膨らむ様子が、生き物を育ていてるようで、ペットや植物を養育するような優しい気持ちになりやすい。
4。パンを焼く香りは「幸せの香り」アロマテラピー効果
5。食べて美味しい
6。自分の作ったものが他人を喜ばせることができる。自己肯定感が上がる
パン作りには、大変大きな心理的効果があるのですが、ポリパンはそれをさらに、場所を選ばす、手軽に行うことができ、また成功率も高いので、よりパン作りを楽しむことができやすい利点があります。
フライパンやカセットコンロ、IHヒーターなどとと組み合わせることで、学校、職場、様々な施設、野外などで、調理場がなくても、パン作りが可能になり、またパン作りの心理的効果により、知育、食育、脳活、コミュニケーション活性、防災、被災時、アウトドアなど、様々な分野での活用が可能になります。
誰でもかんたにできるポリパンですが、より楽しく作るにはちょっとしたコツがあります。また、どうしてこねなくてもいいのか?など製パン理論も学ぶことができ、パン作りの幅が広がり、より楽しんでパンを作ることができるようになります。
ポリパンを体験してみたい方は、ポリパンでパンを焼こう!から
ポリパンを学びたい方は、ポリパンジュニアマイスター養成講座から。
オーブントースターでパンを焼く利点については、また後日お話ししたいと思います。
こちらから、オーブントースターとポリパンのNHKの解説をご覧になることができます。多少、配合が違うので、実際に放送で使用した材料表は以下の通りです。
材料は以下のとおり
強力粉 150g
塩 小さじ1/3
きび砂糖 大さじ1
水 85g
インスタントドライイースト 小さじ1/5
甘酒 大さじ1
(インスタントドライイーストの代わりにホシノ天然酵母生種大さじ1を使う場合には、甘酒は省く)
アウトドアでパンを焼くときに便利なフライパンで焼く方法はこちらから
ゴールデンウィーク、ポリパンで楽しんでみませんか?